40年たっても
ピアノを習い始めてから、使う楽譜って何冊くらいあると思いますか?
ピアノに限らず、他の楽器だってしっかり習うとなるときっとたくさんの量をこなしていくと思います。
例えばこの教室では、多い子は4年目で、ワークも含めると16冊くらいこなしているお子さんもいらっしゃいます。
ピアノはマイペースを推奨していますので、競うことはないのは言うまでもないことですので、例としてですが。
ちなみに私が、20代の時に初めて習ったアコースティックギターの教本は1冊目で挫折....
なんてダメなんだ。。。
...そんなこともありましたが、
ピアノに関しては、冊数は正確に数えてはいませんが、相当な数になると思います。
幼かったので、今はもう記憶にない教本もあるかもしれません。
もうどこに行っちゃったか少しは残っているのですが、バイエルはどこに行っちゃったのか。
昔の先生の書き込みなど、今見ると懐かしく感じるので、とっておけばよかったなと思います。
フリマサイトなんかには、よく古い楽譜が沢山出品されていて、便利なこともありますが、
お子さんが使った楽譜は、とくに何年も長い間習ってきた楽譜はとっておいてあげてほしいとも思います。だって、すごい努力の跡ですよ!
たくさんの時間を使って、何度も練習してやっともらえた合格の曲が詰まっています。
なんでもそうだと思いますが、やっぱりピアノも多ければ多いほど、上達していきます。
近い将来もうやらないからいいや、と思っても大人になってから子どもができてそのお子さんに使ってもらえるかもしれないし。
わりと楽譜に愛着が湧いたりするのは、大人になってからだったりしますし。
私が子どもの頃に使っていた「バーナムテクニック」シリーズやブルグミュラー、ソナチネもとってあったので、子どもが習う時は私のお古を使っていました。
私と子ども2代にわたって使ったブルグミュラーの楽譜
こんなふうに使われるとは、思ってもみなかったけれど...
2人の先生の書き込みが入っています。
今じゃ定価1,000円のバーナムテクニックが、子どもの頃はなんと450円!!
物価がこんなにも上がっているとは!
バイエルは使わなかったけれど、他の楽譜教本は40年近く前のものでも十分通用するのです。
もちろんバイエルだって、今も使う先生はいらっしゃいますし、練習曲として優れている曲も沢山入っています。
保育士や幼稚園の先生の資格をとるためには、私の時代も今の時代も、バイエルは必須です。
現在は導入初級教本は、本当にたくさんの種類のものが出てきていまして、どれも良いものばかりなので、一人ひとり結構使っている楽譜が違うかもしれませんね。
「わたしは、バスティンだった」、「ぼくはピアノランドだったよ」「アルフレッドだったー」なんてことになるかも。
私の世代はだいだい「バイエルだったー」の人ばかりなのですが...
これから先、どんな教本が新しくでてきても、この先40年後にも使えるものばかり。
お子さんの思い出の品物の箱に、楽譜もいくつか選んで、残しておいてみてはいかがでしょうか?
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