初めての「朗読劇」
私は昔から、興味が湧いたことを深堀してしまう傾向がありまして...
去年の暮あたりから、子どもの頃以来のアニメへのブームが、さらに制作側にも及んできてきてしまい。
アニメと言っても、だいぶ限られるのですが。
今や声優にも興味が至りまして..。
つくづく声優という職業が、不思議なものに感じます。
昔はどうだったのかは知りませんが、今の声優は声だけじゃなく、テレビなどでも見かけますし、歌ったりもしてますし、アイドルかよ!って突っ込みたくなるような出で立ちのような人もたくさん...
そんないろんな出で立ちに、もう若くはない私は興味薄なのですが。
そのどれもが大切なお仕事と思いますが、やっぱり「本業は別にある」というふうに私は見てしまいます。
なんでこんなに声優って仕事に不思議さを感じるのか、、自分でもまだよくわからないけれど、なにか引っ掛かります。
やっぱり選ばれた人たちであるのに、裏方的。
そこに誇りを持ってやっている。
裏方でもあるのに、キャラクターに合う合わないで、雲泥の差になるほど重要。
声だけで勝負する。
声だけって言っても、アナウンサーとはまた違う魅力。
声を仕事にしているだけあって、考えや言葉をしっかり最後までしゃべろうとする。(若くてもね)
同じようなことだけど、言葉を大切にしている、人が多い気がする。
あまり着飾らない印象。(身なりじゃなくて、人格を)
・・・今思いついたことをつらつらと並べてみたけれど。
こんな流れで先日、人生で初めて、声優による「朗読劇」なる舞台を見まして。
今まで、ほとんど音楽のステージしか見たことなかったので、こういう世界があるんだな~て、新しい発見でした。
よく舞台というと、セリフも全部覚えて衣装や化粧もしっかり人物に扮しての演技と思うのですが、朗読劇は台本を持ってページをめくりながらで、まさに映像がなくても声を聴くだけでも物語に入り込めるものなんだなと。
ピアノでいうと、これ暗譜か楽譜置いて弾くかの違いに似てる~なんて思いながら。
そっか、ピアノも映像を見る時はやっぱり暗譜がいいし、CDで聴くときは暗譜でも楽譜見てでも構わない。でも、声優は声の演技だから「朗読劇」なんだな。納得。
絵本を読み聞かせるときは、一人でナレーションから登場人物まで演じ切って読もうとするわけだけど、それにも少し似ているのかな...違うか、絵本は声以外に絵も見せて想像力を膨らませるものだからね。
私が声優をやっている人を知るようになって最初に思ったのは、当たり前かもしれないけど、セリフでなく普段から言葉の重みを感じて大切に話していると感じたことで、私も日本語は素晴らしい言語だなと普段から感じているのでより惹かれたのかもしれません。
コロナの影響で、クラシックを含めたくさんの舞台文化が活動自粛を余儀なくされています。仕方ないけど、生死の問題が起きれば一番先に無くなる分野かもしれません。
この舞台も、現地へ行ってのライブではなく、オンライン形式の生配信での観劇でした。
お金を払って聴くなら、クラシック音楽ならなおさら、絶対ホールなり現地に行って生の音色で聴きたい! と思います。
こういった朗読劇も現地で聞ける方がより楽しいはず。
早くコロナが収束してまた人々が思い思いの文化に気軽に触れることができる日常になって欲しい!
行きたい場所に行ける日常に戻って欲しい!
それまでがんばろう!
いくつになっても
未だ知らない世界
おもしろいセカイ
マダマダソコラヘンニ
コロガッテルカモ....
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