別れと出会い
あっという間に年度末。
昨年の今頃、コロナの状況が悪化し始め、初めての緊急事態宣言。
学校や園は休校になり、社会活動も一変。
異例続きに、この教室もどうしたらよいのか悩み、皆さんにご意向を伺い、ご協力をいただきながらのレッスンを続けてきました。
びっくりしたのが、この1年体調が理由でお休みするお子様の少なかったこと!
小さなお子さんだと必ずといっていいほど、体調のためのお休みがあるのですが本当にほとんどいなかったのです。
これは嬉しいことでした。
マイナスばかりでなく、コロナがあったからプラスになったこともぽつぽつと...
...ないとやってられませんよね。
私事ですが、この春、息子が中学卒業でした。
幼稚園の卒園、小学校卒業ときての中学校卒業。
当たり前ですが、それぞれの思いが違うもので、一番感動したのがこの中学卒業。
日本中どこもそうだったように、3年生になってからの部活はほとんど活動できず、最後の試合も中止でそのまま引退、修学旅行も一度日程をずらしたものの結局断念。ただでさえ、インフルが流行る受験シーズン、今年はコロナにかかりたくない一心でピリピリした日々が続き、合格はどうでもいいから(とはいえないけど)体調崩さず受験できることだけを目指した。
このイレギュラーな1年に、先生方、生徒たち、保護者たちと、みんなが耐えて忍んで踏ん張ってきたものが一気に溢れたような、
来賓方や在校生のいない卒業式、子どもだけでなく、先生方だけで歌う合唱も。
それがかえって妙にアットホームに感じ、暖かな気持ちになりました。
特別な中学3年生。きっと大人になって笑い話になれればいい。
先のことはわからないから、と今を頑張るのみ!
卒業生が歌った合唱曲。
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