レッスン日4とベートーヴェン

 ひと月に1度の私のお楽しみレッスン。

 私も弾きたい曲がまだまだたくさんあります。


 今日のドライブのおともはコチラ

 Glenn Gould Plays Beethoven Piano Sonata No.3

 グールドのベートーヴェンが好きなもので・・・。

 ピアノソナタ3番 1795年 ベートーヴェンが25才の時作曲

 ソナタの1,2,3番。この3曲はまとめて作品2として翌年出版されて、当時ウィーンで有名だったハイドンへ献呈されています。

 ベートーヴェンは、生まれ故郷のドイツのボンからウィーンに出てきてから、ハイドンを始め、たくさんの先生に師事しています。あのサリエリにも。

 まだまだ最初のこれらのソナタは、ハイドンやモーツァルトの影響を受けながらも、ベートーヴェンの新たな試みのソナタがここから始まっていきます。

 1822年、52才の、最後の32番まで。


 ここ3年ほどレッスンでは、ロマン派はシューベルトくらいしか弾いてこなかったのですが、

 久しぶりに今、ショパンをみていただいています。

 もう、このギャップったら。

 バッハとベートーヴェン、ハイドン、モーツァルトときてのショパン。

 私が好きなものからやっていったらこうなってしまいました。

 半音階の進行や超レガートのなでるような弾き方に、なかなかついていけず・・。

 こうして、バッハをはじめバロックから古典をずっと弾いてからショパンを弾くようになって、ハッと気づいたことがあります。

 そのつもりはなかったけれど、ロマン派を弾いている時、右手ばかりに意識が行くこと。

 右手はメロディを弾くことが多いロマン派。

 意識がいくのはもっともで、よいことなのですが、反面左手の音を聴けていない。

 勝手に指が動いてただの伴奏してる。

 これじゃダメだ。

 

 バスの音の動きをもっと聴かなくてはいけないと思いました。

 バッハは必ず片手ずつで旋律を取り、両手で弾いても両方の音を聴くことを心がけているのに、ショパンになったとたん、右手のメロディばかりに耳が働き、左は最悪拍子とりくらいにしか働いていないとしたら・・    反省・・。


 左も歌おう。バスも歌おう。

 左の旋律も出して見よう。

 新しいハーモニーが見えるかも。