大人になってから始めるピアノ

 前回、大人になってからピアノを始めた方のお話を次回に...なんて言っていたのですが、

だいぶ時間があいてしまい、私も忘れかけていました。

 その方は中村さんといって、大人になってピアノにのめり込んでいく経緯や

誰に聴いてもらうでもなく、完全に1人で弾くことに楽しみを感じていたけれど、

ある時小さい頃からお世話になっていたおじさんに聴いてもらい

その方と気持ちを共感することができた経験などを語っていたのですが、

興味がある方はこちらをご覧ください。

3ヶ月でバッハのインベンションをここまで弾けるようになるとは、毎日たくさん練習されたのだと思います。


自分で音を奏でる喜び、全くの無の状態から曲が完成していく過程、達成感

他の人に聴いてもらって共感する喜び、目には見えないことかもしれないけど

そんなことがぎゅっと詰まっている気がして

私はこのブログを見た時に、そう!それなのよ音楽って!

ってすごく共感してしまいました。


中村さんは、ピアノの先生に習わずに独学でここまで弾けるようになったようですが

もちろん独学でピアノを楽しむことも良いですね!

自分で弾いて自分だけで楽しみたい というのもあります。


お子さんの場合は除いて、大人の方でピアノの先生に習いに行く理由は、それぞれいろんな理由があると思います。

仕事で必要だからだったり

音符が読めるようになりたいだったり

どうしても弾けない部分があるからだったり

脳トレのためにだったり

聴いてもらって直したいからだったり

習っていないと練習をサボってしまいそうだから..だったり。


うちの教室でも、中学生で部活も勉強も遊びも忙しく、自宅で練習時間がなかなか取れない生徒さん。そんな生徒さんにはレッスン時に、ほとんど初見で弾いてもらう教材を使ったり、自分の好きな曲を1曲選んでその練習をレッスンでしたりしています。

たとえあまり練習できない時期であっても、レッスン時に「ピアノに触れる時間」と捉えてやっていくこともできます。

それぞれの年齢でそれぞれのピアノの楽しみ方を見つけて続けていけるといいですよね。


この中村さんのお話に限らず、それぞれの方の

ピアノにハマっていくストーリーを聞いてみたい気がしました。