へおんきごう

 「ト音記号」の次は「ヘ音記号」です。

こちらは、おもに、低音を表すときに使われ、「低音部記号」とか、「バス記号」とも呼ばれます。

ト音記号と同じように、「ヘ音」はここですよって定めている記号なんですが、

昨日の音の読み方をみると「ヘ」=「ファ」です。

 下の写真を見ると、左にヘ音記号がありますが、下から第4番目の線(第4線)から弧を描き始めて下に下ろし、第4線を挟むように「:」を入れます。挟んだところ(ちょうど第4線)を「ファ」としますよ、という記号です。

 そして、この記号は「ファ」ですからドイツ語「F(エフ)」の文字から変化してきたと言われています。

なんとなく、こっちのほうがわかりやすいかな。


 鍵盤の上で見てみると、ト音記号の「ト」=「ソ」は、ピアノのちょうど真ん中の「ド」より右側、

ヘ音記号の「へ」=「ファ」は、真ん中の「ド」より左側に位置します。


 そして、下の段にヘ音記号を使った譜、上の段にト音記号を使った譜の最初を { ←こんな括弧でくくったものを「大譜表」といいますが、

ピアノを弾く楽譜で、こんな感じ↓


こうすることで

ピアノを弾くときにうまいこと右と左の手で同時に弾けるようになっているんですよ。

そのご説明はまた、次回にします。

長くなっちゃったので・・


ホントに楽譜を考えた人ってすごいですね。

そして、楽譜にして残してくれたおかげで、200年も300年も前に作られた素敵な曲たちを

今も私たちが演奏して楽しめるんですね。


ありがとう!偉人たち!