みようみまね

 ピアノに限らず、例えば、テニスや野球、バレーやバスケ、サッカーや卓球・・・ありとあらゆるスポーツ、陸上競技でも、バレエでも、茶道でも、お花でも・・・・?!

 とにかく、興味のあるものがあったとき、その道の一流選手のプレーを見ますよね。

 ホームページより


 そして、こんな風にできたらいいな、と思う。

 実際に習って、やってみてさらに深くみる。そのうち研究までしちゃう。

 そうやってのめり込んでいきますね。

  海老蔵さんの小さな息子さんも、何度も何度もお父さんの舞台を見返しているそうです。


 自分の稽古の他にも「見る」ということは、立派な勉強の時間ですし、大きな効果があると思います。

 小さなお子さんがやってみたいなと思ったとき、だいたい「かっこいいなー」と憧れるヒーローやヒロインがいるのではないでしょうか。

 どの分野でもいえる事ですが、一流の選手やピアニストが築いてきたフォームなどは、その人なりに試行錯誤を繰り返して辿り着いた、その人だけのものと言えます。

 だからすべてマネだけで自分がうまくいくことはないですし、初心者の時にマネをしたらいけないような個性的なものもあります。(グールドのフォームのように・・)

 だから、ピアノを教える身として、どんな人でもいいから・・とは、大きな声で言えないのですが・・


 でも! すべては「みようみまね」から始まると言っていいはず。

 もっとカッコいいと思うピアニストを見て、いいと思うところは真似してみよう。

 まずはそこから。そして必ず自分に照らし合わせてみよう。

 自分だったらどうする?

 自分はどうなってる?

 やってみて、どう感じる?

 けしてワープは出来ないけれど、やらなきゃいけないことが見えてきたりもします。

  

 ピアノでは、テクニックと表現は一体で連動しています。

 このテクニックを使うからこの表現ができる。だから、こんな音が鳴るんだ。

 目と耳を活かして、一流のピアニストからも勉強してみよう。

 一流のピアニストは、一番の個性的な先生です。

 

 いろんな方向から勉強してみよう!

 目で見ること、あなどれないと感じます。