新年とDuo Concerto

 2022年が始まりました。

 今年の成田山の人出は、ここ数年にない混みような気がするのですが、どうでしょう。

 地元民の私は、1年の内で最も混んでいるこの時期には行きませんが、

 時々近所をお散歩してみると、夕方にもかかわらず、成田山へ続く車の渋滞がすごい...

 今年はどんな1年になるのでしょう。


 今年もレッスンを通して、ピアノの奥深さを、楽しさを、難しさを?

皆さんとともに感じていけたらと思っています。

 本年もどうぞよろしくお願いします!



 仕事柄あまり大きな声では言えないかもしれないのですが、

私はコンクールというものが昔から、あまり........でして...

メリット、デメリット両方あると思うのですが、

去年初めてショパンコンクールをyou tubeライブで追っていました。

さすがにすべては聴けませんでしたけれど。

 予備予選あたりは、コロナで1年延びたこともあったり、観客席はみんなマスク姿で、まだまだコロナの渦中に音楽がこうして精一杯できる、観客の前で披露できる幸せを演者から感じたりして、心がほっこりしていたものです。

 だんだんと人数が絞られていくに、やはりコンクールはわからないことだらけだな、と。いろんなことが頭をかけめぐり、最後には素直に音楽を聴けなくなっていたりして...

 まぁ、あまり説明できませんが、

でもひとつだけ思ったことがありました。


 私はやっぱりクラシックピアノが好きだな、ということ。

 なんで、こんな小難しい顔して音楽奏でているんだ、と思うかもしれないですが、

音楽ってただただ楽しいだけではないですよね。

 クラシックには、音楽以前にその作曲家の存在が大きいのです。

 ショパンにしろ、ベートーヴェンにしろ、その人物像を思い描いて演奏するところに面白さがあるような気がします。

 

 だからこの先何百年後も、クラシック音楽は廃れない。

 何百年後もまだ、ショパンやベートヴェンやバッハなどなどを、きっとみんな弾いているでしょう。

 そんなことをショパンコンクールを追っていて感じていました。




 今年最初の音楽は

  Mozart Duo Concerto KV365     Jussen & WDR交響楽団

去年末に公開されたようです。

この曲は、故ネヴィルマリナーとのCDで何度も聴いて大好きな曲。

モーツァルトらしく弾こうという意図が見えてしまう演奏家が多い中、ユッセンのモーツァルトは、なにも飾っていない感じが私には一番しっくりくる。

おすすめは3楽章。

これは音を楽しむ楽章だね!

 追記:こちらはネヴィル・マリナーとのCDから3楽章だけを。