あしあと
大人になってから新しく勉強した曲は、レッスンで次の曲へ移ると、弾く頻度が減って、とたんに弾けなくなってくる。
特にバッハの曲は、何でこんなに早くに弾けなくなるの?と驚くほど。
レッスンしている間は毎日弾いて完成に近づかせるために、かなりの時間を費やしているのに・・。
実際には、その曲で得られる技術を完璧とは言えなくても勉強したのだから、たとえ弾けなくなったとしても無駄ではないし、
何年後かに再度練習するときにもゼロではないのです。
とは言え、あまりの衰えの早さになんだかトホホ・・です。
ハードディスクのように、頭の中にできたところまで保存できたらいいのに・・。
忘れたくない曲、衰えさせたくない曲だけは、毎日弾こう!
なんて言えません(笑)
レッスンの曲にプラスしてそれをするのは無理‼
私の場合はですよ。
一生をかけて、弾いてみたい曲が山ほどあるし、
日常は、ピアノだけではないですしね。
そこで、今は録音機器がいろいろ出ていますから、録音をしておくことをお勧めします。
録音は客観的に聴けるので、自分で自分にダメ出し、いっぱい出ます。
いやもう、すぐ消したい‼
って思うものもたくさん出てきてしまいます。
そこをぐっとこらえて、今仕上げた曲をとにかくいくつか録ります。
演奏会用のようにきっちり仕上げた曲でなくても、つっかえつっかえでも、今できるだけの演奏を、誰に聴かせる目的ではありませんから、いいのです。
自分のだけでなく、自分の子どもの演奏や家族で弾いている方がいれば家族の演奏も。
ああ、これを弾いていた時、こんなことあったなぁ。
こんなにトチってる、難しかったんだよなぁ・・
って写真を見るように振り返って聴くのもおもしろいですし、
長い間録りためていけばいくほど、成長の証しでもあり、感慨深いものがあります。
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