ひのまどかさん
この他にも、チャイコフスキー、バッハ、ワーグナー、バルトーク、シベリウス、ハイドン、ショパン、ビゼー、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、スメタナ、ヨハンシュトラウス、バーンスタイン、ヴェルディ、などなども出版されています。
このシリーズのどれを一番最初に読んだのかはもう忘れてしまったけれど、
(たぶんシューベルトか、ブラームスか、モーツァルトかだったかな)
作曲家のことをほとんど何も知らなかった昔、たまたま手に取ったこの本を読んだ時、
大昔の作曲家がまるで今の時代に生きているかのような物語となって描かれていて、おもしろくて、かぶりつくように一気に読み終えてしまった本です。
と同時に、何も知らず先入観だけで遠い存在のたくさんの作曲家たちが、私たちとかわりのない人間で、身近にも感じられるようになったり、作曲家同士のつながりを知り、興奮したことを思い出します。
とくに、モーツァルトに関しては、あまりの先入観との違いに、涙が出そうになったような。
これらの本は、小学生高学年~中学生くらい向けですが、十分大人でも、作曲家のことを知りたい人の入り口にとても適した本だと思います。
最初から、専門的過ぎると「無理~!」となってしまいますからね。
専門的なことばかりではなく、作曲家その人に焦点をあてた、会話なども含みながらの物語調になっています。
なので、読み進めていくと、だんだんとその世界に感情が入り込んでしまう映画のようです。
そして本の最後には、現地に取材に行かれた時の様子と現在などを紹介しています。
作曲家がどんな人だったのか、どんな時代を生きたのか、どんな人に影響を受けたのか、
どんな家族がいたのか、どんな恋をしていたのか・・・
全てが音楽に詰まっていますから、これらを知ることはとっても大事なことです。
それ以前に、興味がありませんか?どんな人だったか。
私の子どもの頃の恥ずかしい思い込みの1つを暴露しますと。。。
「作曲家はみんなお金持ちだった」です。
だって、着ているものとか西洋の服で立派に見えたし。
ピアノというだけでそう思ってしまっていました。
何にも知らないで先入観ってこわいですね・・・。
実際は、ほとんどの作曲家がお金に困窮し、その中で音楽をしていました。
何年か前に、復刊し文庫版で「モーツァルト」が出版され購入したのですが、後に続いて出てきてくれません。
全巻復刊して欲しいです!
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