継承~バッハカンタータ

 こちらも、前回の「継承」からの編曲つづきのお話です。

 まずは、こちらのユッセン兄弟の演奏から...


シンプルなメロディの下で、 一定の歩みのように終始リズムを打つバスの音、

(これをバッハの時代の特徴の「通奏低音」といいます)

 これを聴いていると....         眠くなりますか?笑

 私、これを聴いていると、すぅーっと心が落ち着いてきます。

 

この曲は、バッハの教会カンタータBWV106の中の第1曲目、「sonatine」です。

このカンタータは、たくさんのピアノ編曲がありますが、

この版の編曲は、ジョルジュクルターグというハンガリーの作曲家で、現在92歳だそうです。

クルターグは、現代の音楽家ですから、「現代音楽」と言われる部類の曲を残しています。

(現代音楽が苦手な私には、まだまだ未知の世界なのですが・・・汗)

 でも、それだけでなくバッハの編曲集というものも出版していて、その中の1曲がこのカンタータのソナチネです。

 クルターグは、ご夫婦で連弾を織り交ぜたコンサートを長い間続けているそうで、実際の動画もありました。



 クルターグはグランドピアノを好まず、アップライトでソフトペダルを踏み演奏する(ウィキより)らしいのですが、この音もソフトペダル踏みっぱなしのようですね。

 ユッセンたち若者の演奏とは違い、なんだかいろんな想いがこみ上げてくる映像です。

 最後までご夫婦で連弾が楽しめるなんて、素晴らしいことです。

    いや、うらやましいです...ホント

 

  このカンタータはたくさんのピアニストが弾いている人気の曲でもあります。

 クルターグのバッハ編曲集、欲しくなってきました。