まちがえること わからないこと

 私のブログはなんとなく教室ブログっぽくないなぁ・・と思っている方も多いことでしょう。

 なにしろ私自身がピアノを弾くこと、音楽を聴くことが大好きなので、そんな内容が多くなってしまいます。

 

 それに、今通われている方々の個々の様子などは、ここではなく、おひとりおひとりにレッスン時にお伝えするようにしています。

 もともとピアノは、人と比べるものではありません。

 他の子がこんなことしてる、と焦る必要もありません。

 趣味でやるピアノであれば、自分が楽しければそれでいいのです。

 私はそれが一番楽しいと思います。


 それでも、短いレッスン時間には、曲についてばかりの説明になり、全体的な考えをなかなかお伝えできないこともあります。

 そんなことをここで、「つちやピアノ教室のいろいろ」とカテゴリを設けてお伝えできればと思います。

 

 

 レッスンをしていて思うのは、それぞれ本当に個性があるということ。

 それは、ピアノを弾く技術はもちろん、持っている性格、感性が皆さん違います。

 ピアノを始めた年齢もそれぞれに違う。

 だから、レッスンのアプローチの仕方も個々に合わせていかなければいけません。

 これこそ、音楽の楽しいところ、プライベートレッスンの一番いいところですよね。


 それでも、共通してお伝えしたいこと。

 それは、「ミスをすることは当たり前。わからないのも当たり前。」

 でぶつかって欲しいということです。(あきらめて・・ということとは違いますよ!笑)

 

 特に初心者の時は、まだまだ基礎の定着過程です。

 こんなサイクルでどんどん進めるといいなと思います。


 ☆間違えてしまった! ⇒ 自分で間違えたことに気づけたらすごい! ⇒ そしてやり直してみよう ⇒ どうしても間違えてしまうようなら、一緒にどうしたらいいのか考えよう ⇒ 説明されてもよくわからない ⇒ そしたら私の伝え方も変えてみないといけない

 間違いに気づけなかったら、「あ~!そうだった~!」と思えばいいことです。


 どんなに大きな曲を弾くようになってもこのサイクルはあまり変わりません。

 弾けないところを弾けるようになるには、習う方も教える方も試行錯誤の共同作業なのです。

 

 そして、弾けたようになって〇をもらっても、次の新しい曲に入ればまた、間違えながら、わからないながら・・を繰り返していく。

 また、一度習ったことでも、新しいことがたくさん入ってくる時期、定着過程にはすぐ忘れてしまうことも多いです。

 レッスンでは、「覚えてるかな~」と聞くことがありますが、忘れちゃっていたら何度でも伝えます。

 ピアノってわかんなくっても、ミスっても、「ぐるぐる何度も」なんですね。

 ですから、一喜一憂して、「わからない」「間違えた」で止まってはいられないわけです。

 

 一昔前は、ミスタッチでどうして間違えるの!と怒る先生も結構いたようですね。

 どうしてって・・・、身も蓋もない・・。

 どうしてか、こっちが教えてほしい!って思っちゃいますね。

 


 要するに、ミスやできないことに落ち込まずに、地道にコツコツ。

 これが、ピアノの一番の近道かもしれないですね。