師走 シベリウス

 今年ももう12月。

 なのに、あまり寒くない日が多く、12月だってことを忘れてしまいそうです。

 今日関東は少し寒いのですが、今週末は北日本では、寒波で大雪の予報。

 私の好きな北海道もそろそろ一面の雪景色になるのでしょうか。


 今日は、そんな雪景色や冬の情景にぴったりなシベリウスの曲です。

 Jean Sibelius ジャン シベリウス (1865-1957)フィンランド

 6つの即興曲の6番の曲です。

 作品番号のついているピアノ曲では、初期にあたり(それでも作曲は28才の時)即興曲とあるので、きっと思うままに作ったのではないのでしょうか。

 ノルウェーのピアニスト アンスネスの演奏は、哀愁のある北欧の自然の風景を想像させてくれます。

 まぁ、行ったことはないんですがね・・。

 北国好きとしては、いろいろな北欧の写真などを見て、想像するのですよ。

 

 ショパンのコンクールでは、ポーランド出身のピアニストが注目されたり実際上位についたりすることもありますが、それと同じことなのでしょうか。

 北欧出身の作曲家の曲を北欧出身のピアニストが弾くとしっくりくる。

 たまたまなのか、先入観なのか。

 いやきっとその国の文化を小さい頃から肌で感じて育つのには、言わなくてもわかる何かがあるのでしょう。

 

 こちらは、もっと有名な曲でしょうか。

 1914年作曲 49歳の頃ですね。

 シベリウス91歳まで生きましたから、晩年ではありませんが、

やっぱりなんとなく哀愁を感じます。

 これが北欧の色なのでしょうかね。

 5つの小品 樹の組曲 より5番「もみの木」