ピアノの調律
年の瀬、忙しい今日この頃。
先日、教室のピアノの調律をしましたよ。
調律というのは、簡単に言うと、ピアノの健康診断です。
たくさん弾いていると、音がくるってくるのを直していくだけではなく、
異音や鍵盤の様々な不具合などを調整したり、日ごろのピアノのケアの仕方などを相談したりします。
こちらはアップライトピアノの前面のカバーをとったところ。
生徒さんには、レッスン中にまだお見せしたことがないのですが、
学校のグランドピアノだと、ちょっと覗くと中が少しだけ見えて、鍵盤を弾くとハンマーが動くのを見たことがある子もいるかもしれませんね。
アップライトの場合、ピアノの中身ってこんなふうになっています。
すごい造りですよね。
調律師さんとお話していると、メカニック的なことに興味のある人は、この緻密な造りのピアノって、いろいろと試してみたくなったりとたまらないんだろうな~と思ってしまいます。人の好みによってこんな音にしたいとか、こんなタッチにしたいなど、細かい作業によってある程度変えることもできたりしますからね。
アップライトの場合は、縦に置く様式なので弦も縦に張ってあります。
ちょっと見づらいかもしれませんが、下の方にも弦が見えます。
この弦を、鍵盤を押すと同時に動くフェルトのハンマーでポーンと打つのです。
(下の写真の弦は低音の弦で、太くなっています。)
カバーで隠されていると実感がわきませんが、ピアノの音は鍵盤を下ろすことによって弦を叩いて音を出しているんです。
逆から考えてみると、この叩き方によって音色が変わり→叩き方は鍵盤のタッチの仕方で変わる のです。
だから、鍵盤のタッチがどれだけ大切なことかがわかるでしょう。
タッチの仕方=手の使い方です。
小さな子のレッスンは、楽譜を読めてその音を指示通りにひくことが精一杯で
手の形まで、気が回らないよ~という子もいます。
その状態は自然なことですが、
でも練習して余裕が出来たら是非、手の形、指のタッチにも意識を向けてみてくださいね。
レベルアップしてきた時にこれが必要になってくるのです。
今年も最後のブログになりました。
一昨年にブログを始め、ここ最近はあまり更新が少なくなってきてしまいましたが、引き続き細く長く、そうピアノのように! 書いていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!
今年は、新しくピアノをやってみたいとレッスンにきてくれた生徒さんも増えました。
皆さん、ありがとうございました!
こんな曲をやってみたい!と難度の高い曲にチャレンジする子がいたり、ピアノが大好き!と言ってくれる生徒さんがいたり、
「ムズカシイ~!」と言いながらも何度も練習するがむしゃらな生徒さんがいたり・・。
今日はデキナカッタ~と言っても、ちゃんとレッスンに来てくれる生徒さん!
ピアノが、末永くみなさんの楽しみのひとつになってもらえるよう、私も努力してしっかり支えていきたいと思っています。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
メリークリスマス♪
&よいお年を!
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