レッスン日10と「できてるつもり」

 私のレッスン日。

 依然シューマンに手こずっています。

 さあ、これは長くなる予感・・・。

 シューマンは嫌いじゃないけど、自分ではあまり進んで弾かないだろうなと思う曲。 


 

 以前にシューマンの他の曲を先生に聴いていただいた時、開口一番「シューマン好きでしょう」と言われたのは自分でも意外でした。(好きなバッハやベートーヴェンでは言われたことないのに...泣)

 確かに、シューマンのピアノ協奏曲は大好きだし、自分ではショパンよりも好きかもと感じているのだけど、それほど好きなのかな?という思いもあって、どっちつかずな作曲家。

 だからこそ、この機会にじっくり勉強してみます。

 自分にしっくりこない、と思う曲にもたくさん勉強するところはあるわけです。

 知るとまた視野がひろがってきます。

 しかし、正直なところ、練習に火がつきにくい。ポロポロ弾いたらもどかしくなってきて、課題でもないベートーヴェンやバッハに乗り換えてしまう。

 これじゃいけない、本腰入れて練習しなくては。

 スロースターターですが頑張ります。


 

 私は最近、自分のレッスンの帰り道、よく思うのです。

 「あ~”できてるつもり”だなー」と。

 自分だけで長いこと練習をしていると、できてるような気になってしまうのです。

 レッスンにはいつも完成形を持って行っているわけではないので当たり前ですが、

それでも「できてるつもり」って言葉が頭にいつも浮かんできます。

 でもこれは決して下向きの気持ちではありません。

 まだ知ることやれることがこの曲にはたくさんあるんだと、ワクワクした気持ちにもなってきます。

 これがあるから、レッスンの意味があり、どなたかに聴いてもらう意味があると思っています。